過去ログ - ウェイター「俺は勇者じゃないんだけども」 女兵士「貴様は勇者だよ」
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69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/10(水) 13:32:05.19 ID:tOkqHzVAO
ウェイター「……」

彼女が理知的であることは、このわずかな間でウェイターも十分にわかることだ。しかし、その彼女が明らかにその素養を持たないから人間に対して、勇者であると言い切るのかわからない。

それに、曖昧なままになっている魔王についても同様だ。何かしているわけでもない、しかも居場所も分からない。そんな存在を居ると断定している

ウェイターは、自分が具体的な情報を聞かされてないだけかも知れない、とは思うものの、それならなぜその情報が提示されないのか、その事も疑問だった。

頭の中に浮かぶのは、何らかの陰謀めいたそれだが、だからといって、幾つかの言葉が話せるそれぐらいしかメリットのない自分が巻き込まれるようなものは何か、彼は浮かばなかった。


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