過去ログ - ことり「好きですが、好きですか?」海未「……嫌い、です」
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/01(月) 20:44:26.40 ID:JTpiT6HjO

今思えば──、


ことり「う、海未ちゃん……っ」

海未「…ことり? どうしました?」

ことり「あ、あの……その……、えっとね……」

海未「……?」

ことり「好き……、なの……」


一度目の告白。冗談でこんなこと言うわけがない。恋愛の類いとしての好きを意味しているのはすぐに理解できた

頬を赤らめ、瞳に重みが乗ったことりの表情。自惚れではないがこういった同性間の告白を私は過去にも何度か受けたことがあったから

それらと、同じ顔──。


ことり「好きだよ……、海未ちゃん」

海未「……」


私が今まで慕ってくれている方たちの想いに応えてこなかったのは、同性同士の恋愛など有り得ないと思っていたから
だから、相手がことりであってもそれは変わらない

これまでの関係が歪んでしまうのは怖かったが、容易に首を縦に振るわけにもいかないのだ
どうしたらことりを傷付けずに済むだろう、と頭を廻らせてみても器用な言葉など思い付かず、
「ことりの想いはとても嬉しいです。しかし私たちは同じ女性。ですので私は貴女の気持ちに応えることはできません」
そうありのままに伝えることしか出来なかった。でも後悔はしていない、これで良かったのだ、と
嘘をつくよりも、本心そのままに答えた方が向こうも納得してくれる筈だ


ことり「……そっか」



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