5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/12/01(月) 21:18:16.66 ID:Ai8ua3e50
 この報告を受けてなお、火と風は楽観していた。 
  
 水の部隊の訓練不足だと嘲っていた。 
  
 そんな次元の話ではない。 
  
 あれは早急に対処しなければならない危険因子だ。 
  
 そう主張しても彼らはこちらを見縊るばかりで話が進まない。 
  
 嘲笑に耐えかねた水が碌でもない提案を出した。 
  
 実際に見て判断してはいかがか、と。 
  
 現場を知らないから楽観していられる、そんな皮肉まで添えて煽り始めたのだ。 
  
 結局、挑発に乗った火が単身、勇者一行の元に向かってしまった。 
  
 せめて彼が引き際を誤まらないことを祈る。 
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