過去ログ - 城ヶ崎莉嘉「Pくんに貼ってもらおう!」
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6: ◆Freege5emM[saga]
2014/12/01(月) 22:29:06.94 ID:GvF7Vw9qo



アタシは、このシールを右の二の腕に入れてもらうようお願いした。

Pくんがハサミでしゃらしゃらとタトゥーを切り抜いていく。
ハサミの刃が進んでいく様子から、アタシは不思議と面白く見えた。なんだかとってもワクワクする。
クモがけっこう細かいデザインだったから、Pくんは時間をかけて丁寧にやってくれた。



Pくんは、銀色の薄くて小さい、クスリの小袋みたいな包みを爪で切って開けた。
保健室に入った時みたいなニオイがする。
なかから取り出された白っぽい紙は、アルコールシートって言って、
タトゥーシールを貼る前の肌を拭くためにあるんだって。
そうしたほうがシールが長持ちするらしい。

Pくんがアルコールシートをアタシの肌にくっつける。ひやっ、ぞくっとしちゃう。
右の二の腕なんて場所にしたから、なんか予防注射みたいだよー。

そしてPくんが切り抜いてくれたタトゥーシールを、アタシの肌に貼って、
水分で絵を写してから、ラミネートと台紙を剥がす、ってコトね。

Pくんがタトゥーシールを、アタシの肌に貼ってくれる。
キレイに貼り付くよう、Pくんの指でシールが伸ばされる。
シールの薄くてツルツルした触り心地と、Pくんの抑えてくる指の動きで、
Pくんに印つけられちゃってるのかなぁ、とか思っちゃって、なんかこうウズウズと――

『あ……』ってPくんの声が聞こえる。どうしたのか見てみると、Pくんが固まってた。
そのすぐあとに、アタシも思わず『あ……』って言っちゃった。

アタシが肩のあたりをもぞつかせたせいで、タトゥーシールにシワが寄っちゃってる〜!
ああーっ、失敗だぁ〜!


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