過去ログ - 【艦これ】提督「なぁ、山城」 オイゲン「三つめです! ビスマルク姉さま!」
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947: ◆vkx/VtAX92[saga]
2015/05/23(土) 22:32:43.61 ID:8UYxN6/G0

『無茶いわないでくだせえよ、これでも無理やりセッティングした割には出来は最上級なんですから』

「それをなんとかするのがお前の仕事だろうが、この野郎」

どこかいらだった声色で、男は糾弾するように言い放つ。だが、モニターから流れる声も負けじと、

『だからこそ、ぼくっちがいるんですよ、右腕と情報収集&解析はまかせてくだせえ』

へらへらと、だが、自らの仕事には絶対の自信を持つ声で答えた。

「それもそうだ、お前にまかせん限り俺は死ぬだけだ、山城と息子を残して死ねん」

その軽薄な声に合わせ、男も薄笑いを浮かべながら前を見据え、操縦桿を引く。と、駆逐艦磯風が一瞬傾いた。
バランスを崩したからである。それはなぜか、それまで蹲り、畏まっていた巨像が立ち上がったからであった。
そして、そのまま、巨人の背後に控えていた二本の棒――レールが伸び、それは外洋を、これからの彼らの航海を示していた。



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