過去ログ - 【艦これ】提督「なぁ、山城」 オイゲン「三つめです! ビスマルク姉さま!」
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973: ◆vkx/VtAX92[saga]
2015/05/30(土) 22:19:16.74 ID:pb2MF0Xs0

「え?」

自分の声がいやにはっきりと聞こえ、リットリオは焦る暇もなく、ただ、茫然に近く、その男が艦橋に駆け上がってくるのを見ていた。

飛んだ、無論、艦橋と二足歩行戦闘機では二足歩行戦闘機の方が全長は低く、その胸部の位置はリットリオのいる場所から下に位置していた。だが、男は飛んだ、機体から艦橋まで数メートルしか離れておらず、跳べばわたることは不可能ではない。だが、数メートル上にたどり着くことはできない。よって、男は落ちた。そのまま甲盤で血と臓物をまき散らすはずだったが、だが、

「おおおおおおおお!!」

そんな雄たけびをあげながら、垂直の艦橋を登っていく。否、平面であるかのように、駆けあがっていった。

現在、船体と直接リンクしているリットリオにはそれがマジックやら奇術だと信じたかったが、文字通り、それが種も仕掛けもないと理解できた、理解できてしまった、理解できてしまったのだ。

夢だと信じた方が楽だろうが、それも許されず、駆け上がり、そして艦橋に飛び込んできた男を茫然とただ見ることしかできなかった。



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