過去ログ - 【艦これ】提督「なぁ、山城」 オイゲン「三つめです! ビスマルク姉さま!」
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979: ◆vkx/VtAX92[saga]
2015/06/07(日) 20:47:11.95 ID:foVe+tg/0

「整備士……」

リットリオに覆いかぶさった提督がぽつり、と独り言をつぶやくのをリットリオはただ聞いた。
視界の端には燃え上がり、そしてオペレーター席が設けられている頭部の外殻である皿状の強化外装が崩れ落ちている。

その衝撃で姿勢を崩したのか、二足歩行戦闘機は傾き、海の上に落ちる。

同時にオペレーターに接続されている通信は切れ、[LOST]と表示されていた。

だが、それに気をかけている場合でもなかった。なぜなら、すぐに接近警告音がリットリオの操作、立体ディスプレイに浮かび上がった。

今も接続されている提督はそれを理解し、悪態をつきながら、更にリットリオを力強く抱きしめ、覆いかぶさった。

それと同時だった。

船の周辺に巨大な水柱が立ちあがり、そればかりか後方からも轟音と船全体が揺れ響く。

空間ディスプレイには被害状況が響いた。第三主砲直撃、使用不可と表示が、しかし、それどころではなかった。

提督は顔をあげた。その顔には苦々しい、表情が刻まれていた。

「きやがったか」

そう呟いた。

そして、その視線の先に、一本の白波線が海原に刻まれている。

異形、それは船と呼ぶにはあまりにも異形すぎた。船、否、複数の船舶がぎちぎちと合わさり、無理やり結合していた。

だが、レ―ダーにはなにも表示がない。しかし、リットリオと接続しているために、艦娘としての機能が、その船舶を分析する。

「新型鬼型」と


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