3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/04(木) 00:57:04.55 ID:FVAqUp7AO
これは、私の想い出を巡るお話。
そして、少しだけ私が前に進む為のお話。
そう。ちょっと大人になる為の、小さな小さな物語。
歩美「......はぁ。学校行く準備しなくちゃ」
写真を見てぼーっとしてたけど、ふと我に返る。
そう。学校に行かなくちゃ。
もっとも、今私が通ってるのは小学校じゃない。
今私が通ってるのは......。
歩美「おはよう、ママ」
歩美母「あら、おはよう。眠そうね」
歩美「うん。ちょっと......」
歩美母「早く準備しないと、遅刻するわよ?もうすぐテストなんでしょ?頑張らないと」
歩美「うん。分かってる」
歩美母「来年には大学受験だしね。早いわねぇ」
歩美「うん。ホントだね」
そう。今の私はもう来年に大学受験を控える歳。つまり高校生。
歩美母「他の子達は、どうするのかしらね」
歩美「みんな悩んでるみたい」
歩美母「そう。まあ無理もないかもね。そう言えば、あなたの昔のお友達はどうしてるかしらね」
歩美「うーん、分かんないよ。ずっと会ってないし」
そう。分からない。小学校以来、みんなとは会ってないのだから。
歩美母「そう。あ、ごめんね。遅刻するって急かしといて長話して」
歩美「大丈夫だよ。ちゃんと間に合うから」
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