94:名無しNIPPER[saga]
2015/01/18(日) 01:23:51.87 ID:IoOyWv6dO
私の口からは不意に先程までの諦めムードの言葉ではなく、素直な気持ちが溢れ出していた。
それと同時に、哀ちゃんに対する愛おしさが込み上げてきていた。
まるで、何年も抑えていたモノが溢れ出る様に。
歩美「哀ちゃん、哀ちゃん......」
写真を抱き締め、私は思った。
ああ、そうか。私は哀ちゃんをずっと大好きだったんだ。
でも、哀ちゃんは黙っていなくなった。
それを私は裏切りと感じた。
これ以上無い、酷い裏切りと。
その感情と、コナン君への愛情。
2つを持つ事は、幼い私には出来なかった。
だから、片方のみを。コナン君への愛情のみを残して、もう1つの気持ちを隠した。
でも、消す事は出来なかった。
だから、大きくなって心の土手が大きくなるに連れてそれが表に出てきた。
それが、ああ言う感じで出てきた。
でも、今の私はそれを上手く処理できないでいる。
歩美「......私は、どうしたら良いの?」
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