過去ログ - 【小ネタ版】幻想にのたうち給う【幻想入り】
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159: ◆eohhG1Orlc[saga]
2015/11/12(木) 19:27:40.60 ID:ANEQ+UFOo

刑「と言うと?」

阿求「私も混ざりたいくらいです」

 そう言って、柔和な笑みを二人に向ける。

刑「……想像出来ないな」

阿求「これでも年頃の少女ですから。ああやってはしゃぎまわりたくなる時もありますよ」

 くすくす、と袖で口元を隠しながら今度はこっちを見ながら彼女は言う。

 阿求ちゃんがあの二人に混ざって、か。本当に想像できないなぁ。

 というのも、オレが彼女に抱いている先入観からくるものがあるからだろうというのは、言うまでもない。

阿求「……ところで、どれくらい【思い出して】いるんですか?」

 唐突な問い掛けの内容に、オレは目を丸くした。やはり、彼女には隠しごとは出来ないらしい。

刑「……さて、どうだろうね。オレがそれを望んで此処に居るわけだし」

 それは全ての答えであるけれど。

刑「オレが望んで、オレが求めてきたのが今のオレなら……」

 どれだけの事を思い出したとしても、きっとその時が来るまでオレはこれを忘れているようにしていたい。

 それがきっと良い事であり、オレが皆と居られるなら、それで良いと思うのだ。

 オレがそれを望んだことも知っている。この幻想郷で、人間として生きていきたいという願いと共に。




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