12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/04(木) 03:41:00.52 ID:qag8A9teo
その瞬間息の根や心臓まで止まってしまうほど物凄い力で後ろへ引きずり込まれて
視界がくるりと天上へ向かい私の頭と肩は冷たいコンクリートの底面に叩きつけられ
間髪おかずに服ごと引きずり込まれたその先は、
穂乃果の膝の上でした。
雲ひとつない空が見えたのはほんの一瞬、
すぐに暗く覆われてしまいます。
私を覆い隠した闇は柔らかく、
暖かく、
震えがどんどん広がり、
ついには 私を腕の中に押しつけたまましゃくりあげ始めました。
震えの大波が私まで飲み込む頃、
私たちは、
まるでひとつの生き物になったみたいに、
大声をあげて、叱られた子どもみたいに泣いていました。
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