過去ログ - 榛名「榛名だってイチャイチャしたい」
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◆0EJWPPUT0k
[saga]
2016/02/25(木) 00:12:24.42 ID:o0y3m8tWo
叢雲「……この際だから言っておくけど、私達にとって一人の女として愛されるって言うのは本当に嬉しいことなのよ」
提督「……」
叢雲「艦娘になった時点で私たちの身体はもう普通の人とは違う。きっと、完全に元に戻ることもないでしょう」
提督「叢雲……」
叢雲「……そのこと自体にもう後悔はないわ」
叢雲「けど、こうなってしまった私達を……今後、あんたと同じように愛してくれる人が現れる保証はない」
叢雲「私達は化物と変わらないから」
提督「っ、それは違う!」
叢雲「本当にそうかしら」
叢雲「病気には滅多にならないし、身体能力もちょっと引くぐらい底上げされて、おまけに若さも保てて……ふふ、ここだけ言えば至れり尽くせりね」
叢雲「でも、それだけじゃない。敵の砲撃で傷だらけになった身体が、吹き飛んだ四肢が、"お風呂"に入るだけで治り、あまつさえ高速修復剤などというよくわからない液体を身体にかけただけで1分と経たず元通りになる」
叢雲「正直、自分でも気持ち悪いと思うことがあるわ」
叢雲「かつて私達が人間だったことなんて、もうほとんどの人にとって関係ないの」
叢雲「私達を人と扱わない奴らなんていくらでもいる。実際にそういう扱いを受けてきた娘だってたくさんいるわ」
叢雲「でも、そんな中で……あんたは私達を大切だって言ってくれた」
叢雲「怪我をしたら心配してくれる。悪いことをしたら叱ってくれる。意見が食い違ったら喧嘩してくれる。楽しかったら一緒に笑ってくれる……まるで家族みたいに」
叢雲「そして――」チラッ
夕張「……」
叢雲「……実際に艦娘を一人の女として愛してくれている事実がある」
叢雲「夕張があんたを独占したいのも、榛名があんたに執心するのも……正直わからないでもないわ」
叢雲「でも、この状況をそのままにして良い理由にはならないわ。どうするのか決めなさい」
夕張「……」
提督「……」
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