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2014/12/06(土) 01:00:40.14 ID:JTJHbOAC0
春香「ちょっと二人とも! 好き勝手言って!」
真美「だってそーでしょ。兄ちゃん姉ちゃんに、はるるんの事もっと知ってもらわないと」
亜美「そーそー、亜美たちはラジオ番組じゃあ、はるるんの先輩なんだかんね」
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2014/12/06(土) 01:01:09.13 ID:JTJHbOAC0
真美「わーい、ここで食べちゃっていいの?」
春香「もちろん! その為に作ったからんだから」
亜美「はるるんのふともも〜」
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2014/12/06(土) 01:01:40.58 ID:JTJHbOAC0
亜美「チーズケーキが? なんではるるん?」
春香「それはね。月はチーズで出来てるからなんだよ♪」
春香「月って住む国によって色んな見方があるの」
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2014/12/06(土) 01:02:09.02 ID:JTJHbOAC0
春香「時事ネタっていうトークの基本を用意してきたっていうのにスルーしちゃうの!? (出典:人との会話に困らない技術)」
亜美「じじいネタって、そんなのは兄ちゃんにしてあげてよ」
真美「そうそう、真美たちピッチピチなんだぞ→」
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2014/12/06(土) 01:02:41.39 ID:JTJHbOAC0
春香「わかりました! じゃあ取っておきのネタを話しましょう」
春香「(ホントは夏にとっておきたいかったけど)」
春香「月にまつわる小話を一つ!」
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/12/06(土) 01:03:07.99 ID:JTJHbOAC0
春香「ある所に大きな湖がありました。そこへ夜毎、孤独で飢えた男が月を見に訪れるのです」
亜美「ある所って? どこ? ブラジル?」
真美「↑た男って? アゲ↑アゲ↑ってこと?」
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2014/12/06(土) 01:03:35.09 ID:JTJHbOAC0
春香「男は腹ペコで腹ペコでしょうがなかったの」
春香「だから、仕方なく湖の水でお腹を満たしていた」
春香「それで月が水面に映った所を掬い取って口にしたの」
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/12/06(土) 01:04:06.15 ID:JTJHbOAC0
春香「そうやって男は毎晩毎晩、空腹を紛らわせていた。するとどうなると思う?」
春香「まんまるだった月はどんどん欠けていくよね」
春香「男が少し月を掬って飲むと、次の日には月が欠ける」
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2014/12/06(土) 01:04:46.31 ID:JTJHbOAC0
春香「(ふふふ、がっつり双子のハートは掴めたようね)」
春香「(これからどんどん行っちゃいますよ!)」
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2014/12/06(土) 01:05:23.55 ID:JTJHbOAC0
春香「当然だけど最後には水面から月は消えてしまった」
春香「でもね、男は月の味が忘れられなかった」
春香「自分の妄想だって知っているのに、湖の水は仄かにチーズの味がしたの」
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2014/12/06(土) 01:05:51.41 ID:JTJHbOAC0
春香「丁度、満月が浮かぶ水面上に、綺麗な女の顔があったの」
春香「月の見方の話、さっきしたよね」
春香「その中には月を女の横顔に見立てる物もあった」
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