過去ログ - 真姫「事後調査報告書: 猫と傷口と体液について」
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/06(土) 05:09:29.68 ID:PC6+H8Nvo

 すぼんだ唇が少し傾けられて、
 私はそこに自分を押しつけた。
 凛のなかで私を湿らせていった。

 まだ濡れたままの指先を
 凛の手の甲を走る静脈に沿ってすべらせ、

 猫が毛を逆立てたように跳ねる皮膚と
 身体の熱を捕まえて、
 くちづけを深くした。


「痛いよ」

 唇を離すと、
 凛が少し笑って、
 わざとらしくむくれてみせた。
 困らせたくて言ってるのを分かってて、
 だから素直に謝ったりする。

「そうじゃなくって。凛、そんな勢いだと……いつも、
 困っちゃうんだよ?」

 私の髪に手を伸ばして、
 子供をあやすように諭された。
 ……凛のくせに。




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