過去ログ - ほむら「向日葵と傷」
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102: ◆FLVUV.9phY[saga]
2014/12/06(土) 21:14:28.61 ID:rQSpFBW+o

 だがマミの弾丸は至近距離から放たれたにも係わらずほむらのソウルジェムを砕くことは叶わない。

 マミとほむら、お互いが突然の出来事にギョッと目を見開いた一瞬をついて呉キリカが現れ、
マミの展開したリボンの足場をズタズタに切り裂く。

 支えを失ったマミの体が重力に負けてぐらりと傾く。
 好機とばかりに一ダースほどの水晶球がマミへと襲い掛かる。
 流線のような軌道を描いた水晶球をマミはリボンの魔法を鞭のように振るい弾く。
 だが弾いた衝撃を逃がすことが出来ずに大きく後方へと吹っ飛び、大地に叩きつけられた。

「巴マミ、貴女の好きにはさせません。私は私の救世を成し遂げる!」

「織莉子のためだよ、死んでくれ優等生」

 バランスを崩し、空から降ってきたほむらを美国織莉子がキャッチして、抱きかかえたのち、ゆっくりと地面へと下ろす。
織莉子とほむらの少し前で展開した爪をマミに突きつけるようにキリカが構える。



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