29: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 17:03:42.23 ID:x2ueaAjJo
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病院とお菓子の家。虚構と現実。二つが綯い交ぜになった異形の空間で軽やかな足音が刻まれる。
梔子色を気取った少女は薄ら笑みを浮かべて歩み進む。
辺りには鼠にも似た異形の使い魔たちが群居する。
しかし、お互いにお互いを認識しているのかどうかも怪しいほどに干渉しない。
そぅっと、扉を開く。
足を弾ませて桟橋を渡る。
空気が溶けるような世界の中で、王者よりも高みに君臨し、世界の覇者より強き者。
それは即ち、世界に破滅をもたらすものなり。
最後の扉を開いた先には、空間の主が鎮座する。
姿は小さく愛らしい。どころか、ただのぬいぐるみにしか見えないほどだ。
だけれど、ヒシヒシと伝わる、大きな魔翌力。
「あら、かわいい。でも、あなたみたいなタイプが一番危険なのよね。私の経験がそう言ってるわよ?」
長銃を召喚し、トリガーを引く。
動作には、迷いも油断も見受けられない。
引き金を引いては、銃を捨てる。そしてまた新しい銃を召喚して、動作を繰り返す。
カツカツカツ、とその間にも魔女との距離を歩いて縮める。
魔女からの反撃は一切なく、だというのに有効打があるようにも見受けられなかった。
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