過去ログ - 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 5】
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23: ◆3ZxXgUosIQ[saga]
2014/12/06(土) 20:35:06.67 ID:tHpIV8jtO

湊「おい」

明「…何です?」

湊「ちったあ寝ないと、体が保たなくなるぞ」

明「ええ、分かっていますが…何だか、眠れないんです」

湊「律は自分の発明を人殺しのためだけに使ったりしねえ」

湊「危ない機能が搭載されてたって、あいつは頭ん中がズレてるからそうなっただけで、誰かを傷つけるだけのことはしない」

明「…分かってます」

湊「分かってるなら――」

明「だからこそ、不安なんです。彼の意思に反して、彼の作ったものが何人もの人を傷つけることになったら…」

明「正気に戻った律くん自身が、深く心に傷を負いかねません」

明「…それを想像すると、居ても立ってもいられなくなるんです…」

湊「…そうかよ」

湊「あんなメールを送りつけるくらいなら、黙って行きゃあ良かったのにな…」

明「…………メール…」

明「もしかして…」

湊「何だよ?」

明「いえ、考えすぎかも知れませんが…メールをわたしに送ったのが、もし、助けを求めているなら…と」

明「ははっ…ダメですね、わたしも大概なようです…。そんな甘い考えが出てきてしまうなんて…」

湊「確かに、全然、らしくねえ」

湊「けどよ、そう考えたっていいんじゃねえか?」

明「…」

湊「やることは簡単だ。律を探して、ぶん殴って正気に戻す」

湊「でもって、神様ってのをぶっ飛ばす。邪魔する輩もぶっ飛ばす」

湊「お前、けっこうストレスとか溜め込むタチだろ? ムカつきなんて、ぶん殴って解消しちまえよ」

明「湊…くん」

湊「あと、その湊くんっての、やめろ。湊でいい。背中がむずむずする」

明「そうですか、分かりました…。では、これからは湊と」

湊「呼び捨てにすんじゃねえ」

明「何ですか、それ。自分でいいって言ったのに」

湊「呼ばれてみると、何かな。寝ちまえ、さっさと」

湊「それとも、愛しのダーリンが心配で眠れねえってか? かーっ、これだからリア充ってのは…」

明「ひがみですか、あなたも大概ですね」

湊「あんだと?」

明「でも、ちょっと張り合いがあった方が楽になれそうです。ありがとうございます」

湊「っ…そ、それでいいんだよ」

明「面と向かって感謝されると気恥ずかしくなるんですか? ややこしい方ですね」

湊「るっせー! 寝ろ! リクが起きちゃうだろうが!」

明「あなた、そればっかりですね」




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