過去ログ - 魔法使い「メラしか使えない」
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14: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2014/12/06(土) 23:19:14.29 ID:PwdxvtBAO
勇者はこちらに気付いて笑顔で駆け寄ってくる

子犬のようだ


勇者「魔法使い!」

魔法使い「久しぶり……うぷっ!」


思わず勇者を美しいゲロまみれにする所だった

這い上がってきた魔物が甲板を埋め尽くす


魔法使い「メラ、メラメラメラメラメラメラメラうぷっメラメラメラ……おえっ!」


これでは感動の再会がゲロまみれだけど

とりあえず海の幸ゲット……お腹空っぽになったしちょうどいい

船室に帰る


勇者「すごいメララッシュだったね!」

魔法使い「……たいしたこと、ない」

船長「いやあ、金の分は仕事してくれたぜ!」

船乗り「百近い魔物半分以上が焼き料理です」

魔法使い「いただきます」


目の前の海鮮料理を素手で掴みかぶりつく

しっかりした歯触りに潮の香りが口一杯広がって……


魔法使い「美味しい……」


ひたすら食べる

食べる


戦士「……すげえな……」

武道家「さっきまであんなに吐いてたのに……」

勇者「魔法使い、改めて僕のパーティーに入らないか?」


私は不快な二人を見ないように口と手をハンカチで拭いながら、口の中の物を飲み込むと言った


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