過去ログ - 魔法使い「メラしか使えない」
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22: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2014/12/06(土) 23:34:18.92 ID:PwdxvtBAO
こうして女二人旅が始まった

手始めに神殿に向かう

途中で兎を見つけて


魔法使い「食料」


と呟くと導師の顔が引きつった


魔法使い「食料」


もう一度言った

導師の顔は青くなった


魔法使い「メラメラメラ」


兎が上手に焼けた

とりあえず解体して、火を起こし肉を炙る

塩と胡椒を振る

一口かじれば

んーまーいっ!

はいっ

導師に差し出す

導師イヤイヤと首を振る

匂いを嗅がせる

お腹は空いてるはず

仕方なく、導師は兎にかぶりつく

目が星になった


導師「おおお……美味しい?!」

魔法使い「高級食材、兎のジビエ」

導師「もう一匹狩りましょう」


おう

成長したな

やはりサバイバルは人間を育てるようだ

都会的な可愛い導師が野性味溢れる美少女になるのも遠くない

彼女は強力な真空魔法で野兎を狩った

すごい魔力無駄遣い

メラしか使えない私にはうらやましくもある

二人で野兎を三匹平らげた

そのまま草の上で寝る

導師は少し逡巡したが、同じように草の上で寝た

再びギルド長とまみえる頃には獣臭の漂ういい野生児ができているだろうか


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