55: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2014/12/07(日) 22:01:38.46 ID:i1fryCAAO
国王の謁見室に通される
なんつーか謁見室見れば賢王か暗愚の王かは分かる
派手に装飾したシャンデリアに豪華な刺繍をしたカーテン、宝石だらけの燭台
はっきり言って愚の骨頂だ
愚者の王は面倒臭そうに言った
東の王「巨人を退治たお主に儂から要請がある」
いきなりこれだ
魔法使い「姫様を助けろと?」
東の王「!」
王は、にいっと嫌らしく笑う
東の王「賢しいな、大魔導師よ」
お前のような浅ましい人間の考えることなど手に取るように分かる
はっきり言ってこの国は滅ぼしたい
魔法使い「私より適任がおります」
東の王「ほほう」
魔法使い「勇者です」
東の王「おおっ、彼の者が我が地に?!」
私は早々に話を切り上げ、城を出る
とりあえず女兵士は正式に雇用した
女兵士「分かんねー、何考えてるの?」
魔法使い「姫様は助ける」
女兵士「ほあっ!?」
導師「それは、姫様は助けるけど報償は受け取らないと言う事ですか?」
女兵士「ますますわっかんねーっ!」
簡単な話だ
報償を受ければ受けただけ、私はあの愚者の王に縛られる
そんなのはまっぴらごめんだ
154Res/118.01 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。