過去ログ - 【ラブライブ】にこ「貴女の外側には」
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19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/08(月) 02:56:55.99 ID:rzrv+677O

海未「ですから、ことりにそのことを尋ねてみてはどうでしょうか?」

にこ「………」


あまり、このことを広めたくはないんだけど……。
まぁ、確かに。
こういう人の気持ちとかに関しては、ことりに聞くのが一番かもしれないわね。


にこ「はぁ、仕方ないわね」


ため息をひとつ吐く。
ま、なにもしないでウジウジと悩んでるよりは解決するために話す方がいいわ。

穂乃果にだって、話して楽になったわけだし。


海未「では、私からことりに話をしておきましょうか?」

にこ「お願いするわ」


海未なら、穂乃果とは違ってちゃんと伝えてくれるでしょ。
そう思い、海未の提案に頷いた。

と、そこで緊張が解けたにこ。
きっと、気が緩んでしまったんだと思う。
だから、


にこ「はぁっ! まったく喧嘩なんてするもんじゃないわね」

にこ「あの子とキスできないのがこんなに辛いとは思わなかったわっ!」


なんて、普通のにこなら、ぶっちゃけてしまえないようなことを。
気付いたときには、言ってしまっていた。

――海未の前で。


にこ「………………あっ」


気づいた時にはもう遅い。
にこの体は、恥ずかしさよりも先に、焦りと恐怖に支配される。


海未「…………にこ」

にこ「えっ、えっと……にっこにっこ――

海未「キス、なんて、破廉恥なことをしたのですか?」

にこ「……え、そのっ……にっこ――

海未「健全なお付き合いをする。そう言いましたよね?」

にこ「……にこ、なんのことかわからな――



海未「…………ふふっ」



にこ「ひっ!?」


結局、その昼休み、にこがお弁当を食べられなかったのは言うまでもない。

こういうとこは、素直に言葉を出さないでいいのよっ!
海未のお説教を聞きながら、にこはそんなことを考えていた。

――――――


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