2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/12/07(日) 16:27:19.51 ID:/b/DowrB0
まゆ「プロデューサーさん。まゆのハジメテをあげます」
声は聞こえなかったが、彼女の口はそう動いていた。
女子寮の屋上から見下ろされる僕。
冬の到来を感じさせる風が不安を冷やしていく。
あゝ なぜ こんなことに...
そうだ。僕は手紙を貰った。
今朝、出勤するとデスクの上にピンク色の封筒が置かれていた。
かわいらしいリボンのシールで封をされ、中には便箋が一枚。
『夜9:00に女子寮の前にきてください。まゆのハジメテをあげます、待ってます。 佐久間まゆ P.S. I love you. 」
彼女らしい夢見がちな文章。
丸みを帯びた文字が幼さを更に強調する。
しかも、なんだ「P.S.」って恋愛映画に毒されすぎだろう。
子供の遊びに付き合っている暇はない。
苛立ちを覚えつつも、どこか違和感を感じるその手紙を捨てることが出来ずに僕は待ち合わせ場所へとやってきた。
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