過去ログ - まゆ「手作りまゆをプレゼント」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/07(日) 16:29:08.68 ID:/b/DowrB0
彼女は、軽く鼻歌を歌いながら車に乗ってくれた。
きっとドライブ気分なんだろうな。
運転中、一方的のされる彼女の話。
どこの公園が綺麗だ。
野良猫がかわいかった。
学校でこんなことがあった。
話ながら向けられる目線が、ものの見事に集中力を乱してくれる。

路肩に車を止め、僕は言った。言ってしまった。

P「いいかい。まゆ。いや、佐久間さん」

P「僕は、アイドルのプロデューサーだ。所属のアイドルには絶対に手を出さない」

P「君をスカウトしたのだって、雑誌で一番可愛らしかったからだ」

P「僕は『アイドル』としての君はとても好きだ。でも、異性や女性としては見られない。」

P「歌って、踊って、ファンを笑顔にさせる。そんな君は好きだ」

P「だから、アイドルに有るまじき言動はしないでくれ。以上」

言葉を挟ませる隙を与えず捲し立てた。
彼女は、目線を自身の膝に向けていた。
おそらく涙も流していたと思う。
彼女が一人暮らしで良かったと心から思った。


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