過去ログ - まゆ「手作りまゆをプレゼント」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/12/07(日) 16:30:16.13 ID:/b/DowrB0
熱と酸欠で文字通りボロボロになっていく姿。
肌色が黒に変わっていく様。
僕は、そこから動くことが出来なかった。
非日常を目の当たりにしたからなのか。
心のどこかで、こうなることを期待していたからなのか。


ステージは、崩れ落ちるように、落下した彼女の振動で終わりを迎えた。
肉の焼ける臭い。
ポリエステルの焦げる臭いが鼻をつく。

ゆっくりと
確実に一歩ずつ
衣装の破片と
灰を避けながら
僕は『佐久間まゆ』だったものに近づいて行った。

焦げた肉の隙間から見える赤身が僕を非難するように鮮やかだった。
衣装は溶け、肉に入りついているのが分かる。
サラサラだった髪はすべて燃えてしまっていた。


僕は、ソレを静かに見つめながら、胸から携帯電話を取り出した。
ピンクのリボンの破片が、空に舞いがって行くのが見えた。




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