過去ログ - アスナ「森の家に、お風呂を取り付けてみた」ユウキ「え、ボクも入るの?」 (SAO)
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26: ◆/BueNLs5lw[saga]
2014/12/09(火) 02:03:53.02 ID:t0tUka2h0
階段を降りきると、雑木林に隣接した一本道が続いていた。
年代を感じさせる家々とに挟まれ、隣県とは思えないノスタルジーに包まれる。
道の先には夕日が見えた。

アスナが息を吐いた。
気が付かなかったけれど、手をさする仕草を見て、
外の世界はかなり冷え込んでいるのだと分かった。

「大丈夫? 寒いの?」

「ああ、平気よ」

穏やかな口調。

「ずっと歩きっぱなしで疲れない?」

「そんなに心配しなくても大丈夫」

クリーニング屋の角を曲がりながら、
彼女は親指を立てる。
彼女は、ボクに何を見せてくれるのだろうか。
煮えた感情が、多少冷め、アスナへの罪悪感を感じ始めていた。
勢いで、ボク、アスナに迷惑をかけてしまった。

逃げたって、何かが変わるわけじゃないのに。
ボクらの横をすれ違う、はしゃぐ小学生の一群を見て、
背伸びするように、空に焦点を合わせた。


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