過去ログ - アスナ「森の家に、お風呂を取り付けてみた」ユウキ「え、ボクも入るの?」 (SAO)
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4: ◆/BueNLs5lw[saga]
2014/12/07(日) 23:17:00.76 ID:6BEKbktH0
声が脳裏に木霊する。
誰?

『取り壊しの件――で』
『未成年者の――後見人として――』
『許可を――』
『確定事項――』

「どうした、ユウキ?」

お父さんが、目を丸くしている。
お父さんには聴こえていないようだった。

「あ、いや……」

ボクは動機がしてきて、汗が噴き出してきた。

「大丈夫か、ユウキッ」

立ち上がって、お父さんはボクの肩を揺らした。

「だ、大丈夫だからッ」

そうだ。ボクは、さっきまで、ボクを生かしてくれる、
あの機械と管に囲まれた部屋にいた。
声は、叔母さんのものだった。ボクのお父さんのお姉さん。

ボクの作り出した砂の城をかき消すように、
叔母さんの甲高い声がわんわんと響いて、
めまいと吐き気を覚えた。
こんな、幸せな気分をぶち壊されるいわれはない。
叔母さん、なんて酷い人。
ボクはもう、たまらなくなって、頭を抑えてしゃがみ込んだ。

「もう、止めてッ」

なんだって言うんだ!


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