過去ログ - 陽乃「お姉ちゃんは疲れました」八幡「魔王がこんなに可愛い訳がない」
1- 20
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/10(水) 01:20:34.09 ID:zgDcWkDwO

八幡「……それで、何の冗談ですか」

陽乃「冗談に見える?」

八幡「……貴女のような家系が俺のような人間を婿にする必要はないでしょう。となるとそれは冗談かまたはもっと別なことを意味してることになりますね」

陽乃「……そうだね」ニッコリ

八幡「……なにかさせるつもりなら直接言ってください。少なくともさっきみたいな冗談は」

陽乃「冗談じゃないよ?」

八幡「……」

その表情はいたって真剣なもので嘘の欠片もないように感じる

……だけどだからこそ疑う

彼女は雪ノ下陽乃だから

俺の知っている雪ノ下陽乃は意味のない事は言わない

彼女の言葉には必ず意図がある

つまりこの件も意図があるはずなのだ

だがその意図がまるっきり掴めない

何故俺を婿にすると言い出した?

陽乃「まぁ今日は八幡にその挨拶をしに来ただけだよ」

八幡「いや、ちょっと待ってください」

陽乃「ああ。大丈夫だよ。八幡って私のこと怖がってるでしょ?」

八幡「……」

言わずも知れたことである

俺は彼女が怖い。その心理も何もわからないのだから

陽乃「ま。これからそこを解消していくってことだから♪」

八幡「いや、そうじゃなくて」

陽乃「ただ、私は八幡を婿にしたいって事だけ覚えておいてね」

そう言って彼女は嵐のように過ぎ去った

俺はただただ見送るしかなくて

頭の片隅でこの状況をどうあの二人に説明をするか考えている

そしてどうでもいいことに気がついた

八幡「……何時から名前呼びになったんだよ」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
308Res/86.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice