54: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/13(土) 23:44:05.66 ID:3Z2rwvsF0
拳を強く握りしめると、手の平に爪が食い込むのを感じた。
兎角「……あまり思い詰めるな」
兎角の声は低く、優しかった。
目の奥が熱くなるが、ここで甘えるわけにはいかない。
人に優しくされる事に慣れていないだけだと言い聞かせて、頭に残る兎角の声を塗り潰す。
しえな「事実だよ。ボクは一ノ瀬を殺す事を選んだ。自分のことばかりで、一ノ瀬の事なんて考えてはいない」
兎角「暗殺者が相手の事情なんて考えるものか」
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