56: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/13(土) 23:53:55.55 ID:3Z2rwvsF0
驚きに体が硬直する。
殺されるんじゃないかとほんの一瞬考えたが、兎角の腕はしえなを優しく包んでいた。
数秒ほどで拘束は弱まり、密着した体が離れる。
ふと顔を上げると、兎角の顔が目の前にあった。
兎角から近付いてくるのを感じて目を閉じそうになる。
力が抜けてずり落ちた指先が、机に触れてこんっと小さな音を立てた。
兎角「あ……、すまないっ」
はっと我に返った兎角が大袈裟なくらいに身を引いた。
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