過去ログ - 櫻子「あかりちゃんが、泣いてた」
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2014/12/11(木) 22:00:58.49 ID:5SZmKa2c0
あかり「…………」
向日葵「…………」
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2014/12/11(木) 22:02:15.86 ID:5SZmKa2c0
向日葵「……なんで、櫻子のところに行かなきゃいけませんの? 私は赤座さんと話すために、櫻子を先に帰らせて、こうしてここにいるのに」
あかり「そんなことしなくていいよ……」
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2014/12/11(木) 22:03:25.24 ID:5SZmKa2c0
絶対に言われたくないことを言われ、あかりは目を見開いて大きな反応を示してしまった。
純粋なあかりは、図星を突かれても演技でごまかせる器用さなど持ち合わせていなかった。
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2014/12/11(木) 22:04:16.67 ID:5SZmKa2c0
あかり「い、いいんだよ……向日葵ちゃんっ……!」
あかり「もう、このきもちは、いいのっ!」
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2014/12/11(木) 22:04:59.48 ID:5SZmKa2c0
一瞬の静寂の後、向日葵は少し怒ったように質問を続けた。
向日葵「ちょっと……それ、どういう意味ですの!? 私に勝てないって……!」
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2014/12/11(木) 22:05:49.04 ID:5SZmKa2c0
しかし、向日葵はそんなあかりの両肩を掴んで、しゃんと立たせて言い放った。
向日葵「言えばいいじゃない……伝えればいいじゃないっ!!」
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2014/12/11(木) 22:06:35.41 ID:5SZmKa2c0
向日葵「私のせいで気持ちを伝えられないなんて、言わないでくださいな!」
あかり「あっ、あかりの気持ちなんて、向日葵ちゃんにはわからないよぉ!!」
向日葵「赤座さん!!///」ドンッ
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2014/12/11(木) 22:07:56.04 ID:5SZmKa2c0
向日葵「どうして櫻子が、今日赤座さんのことをずっと追いかけていたか、わからないんですの!?」
向日葵「櫻子だって、赤座さんのことが好きですわ!!」
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2014/12/11(木) 22:08:36.24 ID:5SZmKa2c0
あかり「あかりが、気持ちを、伝えたら……」
あかり「あかりが、好きだって言っちゃったら……」
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2014/12/11(木) 22:09:29.63 ID:5SZmKa2c0
〜
二人が泣き疲れる頃には、もうあたりは真っ暗になっていた。
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2014/12/11(木) 22:10:38.24 ID:5SZmKa2c0
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コンコン
向日葵「櫻子」ガチャ
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