過去ログ - 双刀と呼ばれた僕と黒姫と呼ばれた彼女
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39: ◆ncKvmqq0Bs[saga]
2014/12/13(土) 23:57:32.90 ID:3iT7rxy00
伝説の六刀とは、『鍛冶師』天鍔による幻の刀の種類銘だ。


天鍔の金槌の一振りはマナの塊、それにより作られた一刀は、異能を超えた神器となっている。


その中の伝説の刀『双刀夫婦』は、本来は何処ぞの家の守り刀として飾られていたが、僕の母と父が、それを盗み出してしまった。


僕の家は、山賊王の言うとおり、先祖代々盗賊を仕事としている。


しかし、僕の親は盗む直前、その家の人間に見つかり、父は捕まり殺された。


運良く逃げ出した母も、僕を連れて夜間列車に乗り込ませ、『双刀夫婦』を僕に預け、その場に留まった。


11歳の頃の話、多分その時から乗り物酔いが発現したんだと思う。


母の行方は知らない、死んだのかつかまったのか、はたまた追っ手を殺し生き延びたのか、僕には分からない。


ただし一つだけ分かるのは、母と父は僕を愛し、そして最悪の盗賊だったのだと。





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