5: ◆VEKixXsFvlSQ[sage saga]
2014/12/12(金) 19:26:01.34 ID:KfAHCO1w0
○―翌日― 昼過ぎ、山道を行く荷馬車
ガラガラガラガラ
娘友「いやー、大収穫大収穫」
農夫「お嬢ちゃんたちが来てくれて助かったよ、人手が足りてなかったから、そこのカタチ悪いのは好きにしていいから」
少年エルフ「ありがとう、これで食材が確保できたよ。ありがとう、娘友ちゃん」
娘友「いえいえ、あたしも人集め頼まれてたし。 連休の軍資金もできたわ」
娘「早くおわってよかったわ、夕方には帰れそう」
少年エルフ「でも娘達まで来なくてもよかったんじゃ」
娘「何言ってるの、山賊が出るって噂でしょ。 この仕事は護衛も兼ねてるのよ」チャキ
少年エルフ「でも」
娘友「あーら、エルフさんは娘の実力知らないの? 魔法も剣術も学校で1,2を争う実力者ですよ、さらにモテモテだし」
少年エルフ「へぇ、モテモテなの?」
娘友「ホントホント男女問わずモテモテですよ、告白されまくりでフリまくり。 ついたあだ名が『百人切り』」
娘「ちょっと、友!」
少年エルフ「百人切り!?」
娘「知らないわよ、そんなの。 ロクなのいないし」」
少年エルフ「うーん、年頃なんだし反対しないよ僕は。 男子君とかは? たまにウチに来るでしょ、あの子はいい子と思うけど」
娘「あいつはただの腐れ縁よ! もぅ」
少年エルフ「そうなの?」
娘友「男子君ってあの男子? 有望株じゃない、騎士志望のイケメンじゃない! 知り合いなの?」
娘「あれが好み? 幼馴染だけどメンドクサイ奴よ」
娘友「なーにその言い方、タダナラヌ関係なの。 何したの? されたの!? 教えて、教えろ!教えろ下さいっ!!」グイグイ
娘「ちょっと、とーーもーー! 離れて!!」
少年エルフ「ん」ピク!
娘「パパ?」
少年エルフ「うん」ピクピク
娘友(あ、うさぎみたいでカワイイ)
少年エルフ「後ろから何か来てるよ、たくさん」
娘「山賊?」
娘友「え、ウソ、ホント!?」
少年エルフ「……わからない、動物じゃないけど人でもない。 なんだろう、イヤな感じ」
娘友「オジサンッ! 後ろから山賊っぽいの来てるって」
農夫「本当かいそりゃ!? じゃあ急ぐべ、この峠を越えたら町だから」
ガラガラガラ
少年エルフ「だめだ、振り切れないよ。見えるよ!」
後ろから人型のなにかがあらわれた
娘友「あ、山賊……じゃない!? なにあれ、猿? キモ!!」
???「セコヨシメーダシメー」
???「レカカモドウロヤー」
???「ギャーギャー」
娘「ウソ、あれって本当にいたの。 パパ見たことある?」
少年エルフ「無いけど、そうとしか考えられない、ゴブリンだ!」
人型のなにかはゴブリンだった
ゴブリン達「ロセワクシメー! ギャーギャー!!」
娘友「そんなおとぎ話じゃない、そんなの」
娘「追いつかれるわ」
少年エルフ「食い止めるから馬車はそのまま行ってください」
少年エルフと娘は馬車から飛び降りた。
娘「友はそのまま乗ってて、あなた戦闘評価Cだったでしょ」
娘友「おっしゃるとーりです、おじさん早く逃げましょ」
農夫「やってるよ前もつっかえてるんだ、ホレ、頑張れ」 馬「ひひーん」
娘友(エルフさんって戦えるのかな)
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