21: ◆FLVUV.9phY[saga]
2014/12/13(土) 15:46:53.35 ID:d32EPYEGo
「き、気が付いたか! 馬鹿野郎、あんた一体どうしたってんだよ」
目の前の佐倉杏子らしき人物はほっとしたのか、胸を撫で下ろしている。
あれ?
そういえば、なんで私の家に私じゃない人がいるんだろう?
この時の私は思えば完全に意識から連続性が失われていたことだろう。
「あ、なた。なんで?」
はぁ、でもよかった。
うん? なんでだろう?
「いやその、一緒に飯食いに行く約束してたろ?」
まったくと、何もつながらず、とりあえず頷いてみた。
「で、時間になってもあんたが姿を見せないから、心配になって見に来たんだよ」
頷く。
「何度チャイムを押しても一向に出てこねーし、家の電気はつきっぱだし、何かあったんじゃないかと思ったわけ」
頷く。
「ドアノブ捻ってみりゃ鍵は開いてるし、声かけても反応はないし、揚句とんでもなく嫌な気配が漏れてる」
言葉の意味がつながらない、がとりあえず頷く。
「慌てて来てみればあんたはこんな状態だし、ソウルジェムはごっそり濁ってるし、」
濁っている。
あぁ、そういえばそうだったっけ。
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