230:1[saga]
2014/12/24(水) 19:03:02.49 ID:3YplGQ6z0
広「く…苦しい…」
響子「助けて…ぬ〜べ〜…」
美樹「うぐぐぐぐ…」
ぬ〜べ〜「広!響子!美樹!やめろ貞子!
あなたの事を誰も誰もが忘れたといったな。だがそれはちがうぞ!」
貞子『エ…?』
ぬ〜べ〜「遠山博。この男の名を覚えているな。
いや、忘れたとは言わさないぞ!かつてあなたが愛した男の名前だ!」
貞子『トオヤマサン…』
ぬ〜べ〜「彼はあなたがいなくなった後も病気の身体でありながら…あなたを探し回った。
彼から伝言を預かっている。『貞子、見つけられなくてすまなかった…』とな。」
貞子『アァ…』
ぬ〜べ〜「確かにあなたのこれまでの一生は不幸の連続だった。
だがそんな中でこの世でたった一人、あなたを愛した男がいた。
それだけでもあなたの生涯は無駄じゃなかったはずだ!!」
ぬ〜べ〜の言葉、それに遠山からの伝言がこれまで暗い井戸の中で荒んでいた貞子の心に、
わずかであるが暖かな光が射し込んだ。
262Res/134.95 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。