53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/14(日) 01:40:46.30 ID:QcmbvjXlo
隣から発せられたのは、質問の答えではなく
逆に京太郎へと問いかける言葉であった
予想もしていなかった内容に一瞬面食らって
しかしすぐさま平生の思考へと切り替える
幸せか、と問われれば
京太郎にとってその答えは
半ば決まっているようなものだった
京太郎「怖いくらいに、幸せさ」
かつての京太郎――『扉』の鍵を手中にしていた頃の人生は
何もかもが満ち足りて充足していることが当たり前であった
傲慢なほどに万能で、冒涜的な全知を掌握し
自由であることを当たり前のように侵犯して
淀んだ世界で狂喜に酔い痴れる
醜くて、気ままで、けれども誰に左右されることもない
そんな、生き方
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