過去ログ - とある異形の精神病院-アサイラム-
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4: ◆UIgN1y.fYlVW[saga]
2014/12/14(日) 04:02:39.18 ID:FAo0rrOF0
7時30分 絹旗宅周辺の公園
この時間はいつも訓練をしている。ここではかなり派手な事をしても何も言われない。
絹旗の成長は目に見えてわかる。回避術に関しては文句無し、でも攻撃面が浅いのが難点だ。まぁ、ベインなんかが相手になる訳じゃないし大体の敵なら大丈夫だ。
ディック「本当動きがよくなったね」
絹旗「ここ2週間はいろいろありましたからね。最初の地下駅で戦った時が超懐かしいです」
最近の絹旗は自分に実力が付いたと実感した時が一番笑顔になる。
ディック「あの頃に戻りたいかい?」
絹旗「それを聞きますか?超愚問ですよ」
ディック「無理してないかっていう確認だよ。先生として生徒には無理してほしくないからね」
この後は、情報収集とそれの共有、それとパトロールが毎日の日課だった。でも、この日は違った。
「こんな朝早くから子供と密着する大人か…犯罪者か?」
「俺たちが助けてやろう…」
ナイフ、バット、その他もろもろを持ったピエロのマスク集団に囲まれたみたいだ。こんな朝早くから集まってるんなら、勉強会でもやればいいのに。
ディック「絹旗…僕が気を引く…やることはわかるよね?」
僕が耳打ちすると、彼女は何も言わずに走り出して行った。
「おいおい、彼女に置いて行かれたぞ!」
奴らはこの光景を笑ってる。まぁ、1対10くらいの差が有れば余裕に感じるのは仕方ない。多分、彼らは僕らの正体に気付いてない。
ディック「笑うならもっと楽しいことをしてからにしろよな」
上に着ていた服を脱いだほうがいい、タンクトップだけの方が動きやすい。絹旗の相手をする時はハンデとして動きを制限する服を着てたのがバレたら叱られちゃうね。
この前の事件でデッドショットにやられた傷がまだ目立つな。彼らも少しざわついてる。
「すげぇ筋肉だ…」
「やば…」
ディック「さぁ、闘いへの年季の違いを教えてやろう…」
なんかダサいな、やり直したい。まぁ、彼らは学生だし間違ってはないか。
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