過去ログ - とある異形の精神病院-アサイラム-
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8: ◆UIgN1y.fYlVW[saga]
2014/12/21(日) 00:00:49.72 ID:yhosezY60
インパクトは僕らには不可欠な物だ。スーパーマンだって普通に歩い出てくるよりヒートビジョンが今にも出そうなくらい目を赤くして出て来る方が怖いだろ?

「アグァ!?」

バク転の勢いを利用して相手の顎を蹴る。あの細い脚からは予想できない位の威力があるみたいだ。先生として鼻が高いよ。

「てめぇ…よくもやりやがったなこのアバズレが!!」

ナイフ持ちが走った、これは彼女の行動を見てから加戦した方がいいかもしれない。

「バターナイフごときに私がやられると思ったんですか?超屈辱です」

「くそ!!避けんじゃねぇよ!!」

男が感情のままにナイフを振り回している腕を掴んで腹部に一突き。男はそのまま地面に倒れる。彼女の能力を上手く使ってるな、じゃなきゃあの威力にはならない。

彼女は自分の能力を本来なら自分には存在しない能力と言って頑なに使うのを拒否していた時期があった。でも、それを受け入れないのは良く無い…。自分の過去も未来も受け入れてこそ強くなれる。そうバットマンや僕らが自分の悲劇を受け入れた様にね……

倒れた男の手からナイフを奪い、それの持ち手と刃を紙を破く様に切り離した。予想以上に怖い。

「マジかよ…」

「これ、やばいって……」

「一旦引くぞ!!」

残りは一人の支持に従って逃げ出そうとする。けど、絹旗はやすやすと敵を見逃さない。

「一人だけ残ってもらいますよ」

フックショットを取り出し、一人に狙いを定めて打ち出した。狙われた男はフックショットが脚に絡まってその場に倒れた。

「たっ!助けてくれぇ!!」

男の叫びを聞いても誰も足を止めなかった。そして、この場には三人と倒れた敵以外誰も居なくなった。


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