過去ログ - 千川ちひろ「我が名はちひろ。邪神が一柱なり」
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72: ◆DHNuciJlWE[saga]
2014/12/17(水) 23:13:17.85 ID:WV0n2KB9o
ちひろ「…………」ペラッ




拝啓

余の愛しき娘ちひろ。異界の狭間も安定し始める時節であるが、いかがお過ごしか。

さて、汝が前任から権能を受け継いで早幾年、母である余は常に汝が身を案じておる。

異界より母等のために糧を運んでくる役目はさぞ気苦労も多かろう。

まして、前任は汝が父であり、数多の闘争と悲劇を導いた邪神のなかの邪神である。

いまだ未熟である汝には、皆の期待が重くのしかかることと知る。

蔑み、侮る輩も多いと聞く。

しかし、汝の運ぶ糧は、量は少なかれど質がいいとの言葉をよく耳にする。

母には確信がある。汝が父にも決して負けることない、最悪の化身であると。

汝は余等が最愛の子であり、母はどのような時空にあっても汝の味方である。

父もその御口にて示すことは少なかれど、よく想っているようだ。

折を見てはしきりに汝が状態を聞くさまはなかなかに滑稽である。

娘よ、全力でもって使命をはたせ。

すべての神を黙らせるだけの功績をつめ。

しかしその身に耐えがたきことがあればいつでも戻ってくるがよい。

父も母も責めることなく、快く迎えよう。

では、また会う日まで、余は汝の成功と息災を祈っておる。
   
敬具

汝が母より  




ちひろ「…ぐすっ…我が父上、我が母上。ちひろはがんばります」


我が名はちひろ。邪神が一柱である。


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