過去ログ - 「キョンと付き合ってみんなの出方をみるわよ!」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/15(月) 02:04:16.56 ID:vDqQrqYN0
夕日がハルヒの半身を照らし赤く染まっている。

キョンがそう思っていると、赤く染まったハルヒの右手が突然ネクタイを引っ張る。

「あんたと付き合ってみんなの出方を見るわよ」

ハルヒの突然の宣言にキョンは慌てた。

「お、お前は一体突然に何を言ってるんだ?」

「なに?なんか文句あんの?あたしと付き合うのが嫌な訳?」

「い、いや……嫌というか言っている意味がわからん」

「あんたの気持ちは知らないけど無理。だってあたしはあんたと付き合ってみたいんだもの」

ハルヒは勝ち誇ったような笑みを浮かべながらキョンに通告をする。

「ちょっと待て!好きとかそう言うのは精神病のたぐいなんだろ?」

真意を測りかねているキョンがハルヒに問う。

「そうよ!別にあんたのことは好きじゃないけど、付き合ったって言ったらみんながどんな顔をするのか興味が湧いたんだから仕方がないじゃない!」

ハルヒの身勝手な振る舞いにキョンが溜息をつく。

そんなキョンに構わずに、

「それじゃあ、みんなに発表よ」

ハルヒはネクタイを掴んだまま部室へとズンズンと歩き出した。

「ちょっと待て!俺の意思はどうなるんだ!」

キョンは引っ張られながらも抗議の声を上げた。

「あんたに拒否権はないわよ!!」

ハルヒはあっさりとキョンの抗議を却下した。


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