過去ログ - 「キョンと付き合ってみんなの出方をみるわよ!」
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82:名無しNIPPER[sage]
2015/01/07(水) 13:01:26.82 ID:ovkNUoYz0
「あ!みんなにメッセージがあったわよ」

ハルヒは朝比奈みくるの抗議と関係は不明だが思いついたかのようにそう言った。

「有希。何か紙と筆記用具はないかしら?」

ハルヒはそのままの勢いで長門に話を向けた。

長門はそれを受けて、どこから取り出したのかメモ帳とボールペンを無言で差し出す。

「ナイスよ。有希」

ハルヒは受け取りながらそう言い、やおらメモ帳に何かを書き始めた。

書き終わるとそのページを破り取り、今度は鞄をまさぐり札束を一つ取り出した。

「はいこれ。キョン直筆のメッセージとお世話になったお礼だって」

ハルヒは札束とメモ翌用紙一枚をみくるに渡す。

そこには『朝比奈さんへ。お茶、大変美味しかったです』そう一言だけ書いてあった。

みくるがそれを受け取るとハルヒは一思案。

「うーん…古泉くんにはなにがいいかしらね」

そう独り言をいうと再びペンを走らせる。

そしてハルヒは同じく札束を取り出し、紙一枚とともに古泉に差し出す。

「はいこれ。古泉くんにだって」

一応、古泉はそれを受け取る。

『お前、ゲーム弱すぎ』

メモ翌用紙にはキョンとは明らかに異なる文字でそう書かれていた。

「うーん………有希はどうしようかしら?」

ハルヒが目を閉じ考えていると甲高い空気の炸裂音がした。

それと同時にハルヒの顔が横を向く。

頬を平手打ちされたのだ。


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