過去ログ - 【ラブライブ!】希「もうμ′sにいたくない」
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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/15(月) 22:19:27.15 ID:KlhdwpjYO

「希、もう体調はいいの?」

にこっちと談笑していると後ろから聞き慣れた凜とした声が聞こえてきた。
不意打ち。心臓がバクンッと跳ねた。

「えりち…う、うん、もう平気やよありがとうなあ」
「希……私、あなたに何かしてしまったのかしら…?」
「えっ?」
「私のこと、避けてるわよね?」


…気づかれていた。
いや、わたしの態度が分かりやすすぎたのかもしれない。
確かにそうだ。にこっちとはあんな風に話せてもえりちの前では言葉がスムーズに出てこない。
えりちからすれば避けられていると感じるのも当然だった。

えりちにバレないように先ほどまでにこっちがいた場所に視線を送るも、にこっちはもう自分の席についていた。
まるでわたしたちを2人にしているみたいに。


「希。私はあなたの気に触るようなことをしてしまったのかしら……私は、希に嫌われて…」
「ちがうっ!!!」

一瞬にして教室のざわめきが失せ静寂に包まれる。
だが、そんなことを気にしている余裕などなかった。

「えりちは悪くない、それは本当なん!でもウチが!ウチが…っ」

ウチが、えりちを好きやから。
そーゆー目でえりちを見てしまっているから。
そんなこと、言えるわけないやん…

「希…?」
「ごめん、先生に呼ばれてるから…」
「希!」

言って仕舞えば楽なんだろうか。
だとしてもその代償は?
えりちの悲しそうに揺れた青い瞳が頭から離れない。

何故自分がえりちのそばにいるのかもわからなくなっていた。


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