過去ログ - 【ラブライブ!】希「もうμ′sにいたくない」
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/15(月) 22:33:21.85 ID:KlhdwpjYO


2度目の拒絶だった。
1回目はあの日、廊下で。

私は一体希になにをしてしまったのか。
何が希をあそこまで追い詰めているのか。
泣きたそうな顔をして、涙をこらえて。

何もわからないまま手離し状態で、私も泣いてしまいたかった。
泣いて、どうして避けるのよって強く腕を引いて問い詰めたかった。

でも、そんなことをしては益々希を傷つけてしまうことは百も承知だった。
話してくれるのを待つしかないのだろうか。
そもそも、希は私に話してくれるのだろうか。


希は違うと言ったけれど、私はとっくの昔に希に嫌われていたのではないか。
それとも、私が抱えているこの想いが希に伝わってしまったのか。


ー希が好き。
もう随分前からだったと思う。
もちろん最初は友達として。

だけれど、お互い心を開いて見せ合って、手と手で触れ合って時間を共にしていくうちに1人の人間として、1人の女の子として『東條希』に恋をしてしまった。

許されない想いなのは重々承知だった。
女の子が女の子に恋をするなんて。
巷では百合、なんて名称もついて調子に乗りそうになるが、これは同性愛なのだ。
日本でないところではこの想い自体が罪な国もあるぐらいだ。

言えるわけがなかった。

けれど、もし伝わってしまっているのならもう隠す必要もないのではないか。
全てを打ち明けた上で嫌われよう。
どんな言葉も受け止めていこう。
このままの関係は絶対に嫌だ。


だけど、今から追いかけて全てを打ち明ける行動に出るほど私には度胸がない。
まずはμ′sの太陽のようなリーダーに相談してみよう。
年下だけれど、彼女は頼りになる。
なによりわたしと同じ想いを抱えているから話しやすいのだ。

私は携帯を取り出して彼女にメールを送った。


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