過去ログ - 【艦これ】提督「壊れた娘と過ごす日々」【安価・コンマ】
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689: ◆oeBS4v7bwY[saga]
2014/12/27(土) 22:21:55.23 ID:aWjLkdQPo

提督「……、そうですか。いえ、こちらこそ突然な申し出ですみません」

提督「はい、失礼致します」

提督「……ふぅ。駄目か」

 溜息を吐きながら受話器─鎮守府の電話は壊れていて使えなかったので、近くの街に出て掛けている─を置く。

提督「最後も駄目か……」

 この場合の最後、というのは、全ての鎮守府に電話をしたわけではなく、俺が電話番号を覚えている鎮守府の数がこれで最後、という意味である。

 全ての鎮守府の電話番号を覚えているわけではない。

  地団太を踏むように踵を鳴らしながら、溜息をついて考える。

提督「……」

 本部に掛け合ったところで、演習相手はおろか、他の鎮守府の連絡先さえ教えてもらえないだろう。

提督「……どうするか」

 それどころか、余計なことをするなと言われるかもしれない。

提督「他の連絡先、か……」

提督「……」  

 一度だけ腕を組み、少しだけ考えて、また息をはく。

 そして再度公衆電話の受話器を手に取り、ダイヤルを押す。




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