過去ログ - 【艦これ】提督「壊れた娘と過ごす日々」【安価・コンマ】
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994: ◆oeBS4v7bwY[saga]
2015/01/01(木) 21:03:09.69 ID:hRfevxO0o

睦月「ここ?」

提督「そうだ」

 一見ボロボロのこの鎮守府で、使われている私室を判別するのは難しい様にも思えるが、実はそうではない。

 というのも理由は単純で、使われている部屋は扉が閉まっているからだ。

 他の使われていない部屋は扉が開いたままか、或いは扉自体存在しないので、部屋の使用の有無自体は簡単に見分けられる。

 尤も、その逆として、使われている部屋のうち誰がその部屋を使っているかに関しては、これは覚える以外に判別の方法はない。

 ちなみにではあるが、ここに来てから伊58以外の私室は訪れていないので、実の所他の艦娘達がその部屋を使っているのかは俺は知らない。

 この睦月にしても、新しく部屋の準備をしたのは榛名なので、先述したとおり、使われているであろう部屋のうちどこが彼女(と浜風)のものであるのかは把握していなかったりする。

睦月「それで、睦月は何をすればいいの?」

提督「あぁ……」

 ……先ほどの疑念もあり、つい彼女から視線を逸らしてしまった。

 それを誤魔化すように一つ咳払いをしながら、伊58の部屋の前に立つ。

提督「特別意識することはない。いつも通り明るく話してくれ」

睦月「はーい」

 にこりと睦月が笑う。

提督「伊58、いるか?」

 ノックをし、話し掛ける。

伊58「……、ん、いる、よ」

 やや遅れて返事が返ってきた。




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