過去ログ - 【安価&コンマ】花村「ありとあらゆる肉体を貪りつくすよ!」4
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316: ◆yrrWowwxP2[saga]
2015/01/28(水) 16:32:17.18 ID:kJWJ5SiE0
九頭龍「……わかんねえよ……てめえら何なんだ……ただの物狂いか?」

詐欺師「感染する物狂いかもね」

三式「感染するがあれだ、プリオンとかそういうのではない」

詐欺師「頭の中身に影響を与えるけれど、物理的に何かが浸入するわけじゃないみたいな感じかな」

九頭龍「よりわかんねえよ」

詐欺師「……きみは、この2〜3日でいつもの世界が脆いことに気づき出していると思うんだけど」

九頭龍「?!」

詐欺師「その感覚も、こちらに来るために必要な物なんだよ。日常なんてものは壊れる。
  どんなに守りたくてもどんなに欲しくても手に入らない人には一生手に入らないし、手に入れたとして保てない」

九頭龍「それ、が なんだっていうんだよ」

詐欺師「君がそれを自覚したのには気づいたよ。だってそのときその場にいたのは僕だったからね」

九頭龍「……?  ……!  とが、み?お前、まさか」

詐欺師「メイクを落とすと誰かもわからないよね。知ってた。君の日常の一つだった偽物の十神白夜もこの程度で消えるもの。他の物事が消えない道理はないよね」

九頭龍「じゃあなんだ、これはてめえがやけになって仕組んだとかそういうことか。
  それにしちゃ巻き込むのが俺か。はっ、もっとでけえ対象もあるだろうによ」

詐欺師「とうの昔にやけっぱちだよ。それに……別に君だけを狙ってるわけじゃない」

三式「お前にとっての唯一も全体から見れば一片に過ぎない。こいつもまあそういう感じだな」ブンブン

九頭龍「ペコのそばでそんなん振り回すんじゃねえ!!」

三式「遅いな。切りつけて起こして、辱めるか?」

詐欺師「気が早いよ  ねえ、九頭龍君?さっきも言ったけど、もう君はこの学園内で人を殺している。この事実はもうかえられない」

九頭龍「ぐっ」

詐欺師「今、辺古山さんは食事中に眠くなって転寝してしまっただけの状態だ。
  彼女が夕飯を取った店にもどして、起きるまで待てば彼女の平穏は守られる。
  わかるかな?君と彼女にはすでに、日常に戻れるか戻れないかの差があるんだよ」

九頭龍「……」

詐欺師「張り込ませてた予備学科生は一般人だよ。
  ぼくがちょくちょく予備学科にはいりこんで、予備学科生のふりをして仲良くなったただの一般人。
  学内に不思議な場所を見つけたって好奇心をくすぐって呼び寄せただけの、ただの学生。

  殺しちゃったねえ?何も悪くない、いうなれば通りすがりを巻き込んだんだよ。
  その負い目があるのに、日常をおくる辺古山さんと一緒に今後過ごせるのかな?」

九頭龍「…?!」

詐欺師「気づいたかな?もう同じ価値観は歩めないんだ。辺古山さんに説明するとしても彼女の存在意義を揺るがすことだよね?」

三式「専用ヒットマンだったか。自分がつれさられたことで、人を殺める仕事をする道具のために、主人が人を殺したという事になるのか」

九頭龍「う、あ……」

詐欺師「辺古山さんが自分の事を道具だと思っているから君と一緒に居る事、君はよくわかってるよね?
  その役目を棄てたら、多分負い目を感じて姿を消すよね。彼女を日常から引きはがせば彼女は遠くに行くし、
  そうじゃなければもう同じ価値観を歩めない。君の環境におけるほんの少しの日常は、もう戻ってこないんだよ」

九頭龍「……俺に、どうしろっていうんだよ……」

江ノ島「そうですね、それがどういう事か理解して……逃げられないならどうすべきか、判断できればいいのよ」

三式「遅かったですね」

江ノ島「ちょーっと無駄話しちゃっててさー……こんばんは、センパイ♪」


(このレスのコンマ+直下コンマ)/2 を、九頭龍の絶望進行度を追加。00は0扱い

直下コンマが末尾0かゾロ目で、辺古山の絶望進行度を15%追加


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