過去ログ - [安価]エルベティエ「……もんむす・くえすと」ウラミ「6なのカ?」[コンマ有]
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421:大阪|・ω・)< ◆l7chYPXUGs[saga]
2015/02/07(土) 23:10:35.10 ID:qPZsuMqm0

魔王「ええ、だから会おうとしているのです」

   「魔王たる余の力が、あなたには信用できないのですか……?」

たまも「魔王様の力は、この地上界に及ぶ者なし」

    「人間の勇者程度では、一太刀さえ浴びせる事はできんじゃろう」

    「だが…… 魔王様が最初から殺されるつもりであれば、話は別じゃ!」

魔王「……さすがは、幼い頃より余を見てきた腹心」

   「我が意図も見抜いておりましたか……」

たまも「だからこそ、通すことはできんのじゃ!」

    「自らの死で、魔物と人間の争いを終わらせるなど―――」

    「何よりも、我が子のように育ててきた魔王様を見殺しにはできんのじゃ!」

魔王「たまも……」


魔王は、過去を思い返していた。

幼き頃、よくたまもに悪戯をしては叱られ―――

勉学がイヤで、魔王城を脱走しては追いかけられ―――

病で寝込んだ時には、付きっ切りで看病し―――

暗い部屋が怖く、寝付けなかった日には共寝もし―――

迷子になり心細く泣いていた時、誰よりも一番に見つけてくれた。

たまもは、魔王にとっては第2の母親と言っても過言ではなかった。

だからこそ―――



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