過去ログ - 理樹「二木さん達と過ごすのもあと2日か…」
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名無しNIPPER
[saga]
2014/12/23(火) 22:18:17.51 ID:gA4EH/XQ0
理樹「あれっ?その声は…」
小毬「?」
理樹「小毬さん!」
小毬「あっ、理樹君だー!久しぶりだねぇー!」
佳奈多「あら神北さん?」
小毬「あっ、かなちゃんも!」
理樹「小毬さんもここへ来てたんだね」
小毬「うんっ皆と一緒にイルミネーションを見にきたのです」
理樹「皆?」
来ヶ谷「おや奇遇だな2人とも」
理樹(この人性格悪過ぎる!)
佳奈多「ち、違うんですこれは!」
「おや?」
来ヶ谷「……」
「佳奈多君、それに君達は…」
佳奈多「そんな…」
理樹(振り返らずとも正体は分かった。あの耳触りがいい低い声を聞き間違える訳がない)
佳奈多「教授…」
「前も駅であったね。あの時は挨拶が出来なくて悪かった…それで君はもしかして佳奈多君の…」
理樹(他人から見ると二木さんが僕の腕を掴んでいた所なのでこの勘違いは当然の事だった)
佳奈多「ち・が・い・ま・す!」
「凄い言われようじゃないか!」
理樹「いやまあ…」
「このまま話していたいが私も姉に無理やり連れてこられている身なんだ、名残惜しいが今日はこの辺りで行かせてもらうよ」
理樹(そういうと彼は元来た道を引き返した)
佳奈多「今…絶対勘違いされたわ……」
理樹「かもね」
来ヶ谷「…では行こうか小毬君。また会おう2人とも」
小毬「ほえ?行っちゃうの?」
理樹「またね」
理樹(皆が去るのを見送ってまた2人きりになった)
佳奈多「……ねえ直枝」
理樹「なに?」
佳奈多「今日はもう帰っていいかしら…」
理樹「いったいどう…」
佳奈多「気分が悪いの!」
理樹「……!」
理樹(二木さんは目に少し涙を貯めていた。これでは帰さない訳にはいかない)
理樹「分かった…駅まで送っていくよ」
佳奈多「いい…」
理樹(そう言ってトボトボと歩き出した…心配なので少し離れて駅まで後を追って行った)
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