66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 13:46:32.19 ID:11FPBTipo
希「それじゃあ、高坂穂乃果。あなたは死にたくなったことはない?」
穂乃果(希ちゃんが無表情になった。言葉遣いも変わった)
穂乃果(きっと、これが希ちゃんの素の姿。……なんだか寂しいね)
67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 13:47:27.86 ID:11FPBTipo
穂乃果(希ちゃんは私の腕の中で何かを考えるそぶりをみせる)
穂乃果(もちろん、私は決して希ちゃんを放そうとはしない)
希「──私の死にたい理由、ね。たぶん理解できないと思うよ」
68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 13:48:34.57 ID:11FPBTipo
希「まぁ、結論から言っちゃうとね、ウチ、人の感情を理解できへんねん」
希「生まれ持った欠陥ってやつやね」
希「正直、それに初めて気づいた時、戸惑ったんやで」
69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 13:49:39.80 ID:11FPBTipo
希「そこでウチは知ったん。テレビを見るというシチュエーションは笑うだけではなく、
他の表情もあるんやと」
希「その違いを一つ一つ学んでいった」
70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 13:50:59.37 ID:11FPBTipo
希「そうして、数えきれないほどの観察とそれなりの失敗を経て、ウチは今ここに居る」
穂乃果「で、でも、それなら普通に生活できているんだよね?」
穂乃果(正直、理解し辛かった。でも、穂乃果は理解しているようだった)
71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 13:52:27.76 ID:11FPBTipo
72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 13:53:22.28 ID:11FPBTipo
穂乃果「どうして!?」
希「イルカはな、とってもお利口さんなん。一説には人間くらいの知能があるらしいで」
希「でもイルカはイルカ。故郷は水の中。でも自分の身体は人間」
73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 13:54:10.68 ID:11FPBTipo
希「閑話休題。知っとる? 話題を変えますよって言葉やで」
希「真似っ子って極めると、本物に近づけるんやで。でも決して本物になることはない」
希「しかも、いつ嘘がばれるのか冷や冷やしっぱなしや」
74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 13:54:47.66 ID:11FPBTipo
75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 13:55:38.96 ID:11FPBTipo
穂乃果「……」
穂乃果(よく分からない。でも、私じゃ、説得は無理だというのは何となく理解できた)
穂乃果(だから、知らずに私は穂乃果に頼っていた)
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