過去ログ - 勇者「魔導人形?」 幼女「ユーシャ!」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/19(金) 16:27:43.26 ID:5iBsW24c0
勢いでタイトルも書き込んじゃった…

受付「流石勇者様! 快く引き受けてくださりありがとうございます! きっと王立研究所の方々も喜んでおられますよ」

勇者「どの口が言うんだか……じゃあこの箱、俺の家に送っておいてください」

受付「はぁ?」

勇者「え?なにか問題でも?」

受付「あいにく我々も通常業務に忙殺されておりまして、勇者様のお手伝いをすることができません」

勇者「いや、もしかしてこれ俺1人で持って帰れって言うんですか? 流石にそれは・・・」

受付「勇者様なら大丈夫ですよ! 家までなら転送呪文で一発ですよね?」

勇者「いや、俺、諸事情で今魔法使えなくて……」

受付「一発ですよね?」

勇者「ですからね、今、魔法使えないん……」

受付「慈悲深い勇者様は魔王に荒らされた街の復興業務に忙殺され、ここ半月は家に戻れていない我々しがない公務員に対して、そんな訳のわからない荷物運びを手伝えなんてまさか言いませんよね?」

勇者「はい……自分で持って帰ります……」

受付「ありがとうございます、流石勇者様!」

勇者「……街の復興はまだ終わらないんですか?」

受付「当分終わる気配はないですね。特に被害の多かった街は魔物の放つ瘴気に侵されて草も生えない不毛な土地になってしまいましたし、そこから以前のような土地に戻すにはそれこそ膨大な時間が必要なんだと思います」

勇者「……そうですか」

受付「でも大丈夫です。勇者様が魔王を倒してくれたお陰で少しずつですが各地に希望が戻ってきました。まだ平和とは程遠いけど、着実に平和に向かって歩き出しているんです」

勇者「あの、なんというか、頑張ってください」

受付「言われなくても頑張ります。勇者様のお相手をしていたせいでこんな時間になってしまいました。これは今日も徹夜ですよ、徹夜」

勇者「すみません、じゃあこれ預かりますんで」

受付「よろしくお願いします。なにかありましたらご連絡ください」

勇者「わかりましたよ……うわ!なにこれ重ッッ!!!」

受付「中身は一体何なんでしょうねぇ……」

勇者「これを家まで……マジかぁ……」

受付「本当に魔法使えないんですか?」

勇者「ええ、諸事情で……」

受付「災難ですねぇ……」

勇者「災難です……ねぇ、ちょっとだけでも運ぶの手伝って……」

受付「さぁて、私も仕事仕事!」

勇者「ですよねぇ……」



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