過去ログ - 勇者「魔導人形?」 幼女「ユーシャ!」
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35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/19(金) 21:50:56.47 ID:5iBsW24c0
山賊B「そう。それがこの地方に伝わる伝説の話。龍は様々な要因で人々が苦しむのを助けてあげていた。その感謝の証として、人々は龍に捧げ物をしていた」

山賊A「みかじめ料ってやつか?」

山賊B「まぁ、間違っちゃいないが、そんな荒っぽいものじゃない。ほとんどの龍は思慮深く、人間の繁栄に協力的だった。ところがこの地の龍は違った。多くの捧げ物を要求してきた。人々が無理だと訴えると、その村を龍のブレスで焼き尽くす。周りの龍が止めようにも言うことを聞かない、それに」

山賊A「それに?」

山賊B「とうとう、人間の女を生贄によこせと言ってきたんだ」

山賊A「ひゃー、そりゃ酷い話だ」

山賊B「もちろん人間は抵抗した。しかし、抵抗するものを龍は片っ端から焼き殺す。もはや龍の言うことを聞くしかなくなっていた」

山賊A「それで、それで? 龍はどうやって封印されたんだ?」

山賊B「最後まで聞けって。龍の言うことを聞くしかない人々は苦しい生活を余儀なくされた、そんなある日、1人の男が訪れたんだ。男は人々から龍の話を聞くと人々の静止も聞かず龍がいるこの洞窟へ駆け出した。三日三晩、龍の咆哮と激しい音が鳴り止まなかったらしい。そして4日目の朝、男が戻ってくると、龍の姿はどこにもなかった。」

山賊A「おお!」

山賊B「男は『龍を封印した』とだけ言い残すとどこかへ消えていったそうだ。だから、この地にはまだ悪い龍が封印されていて、無闇矢鱈に入ってはいけないとされている」




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